授業形態 : 講師1 対 生徒1のマンツーマン
◆授業時間と回数
本校では受講生の希望で受講科目を選択できます。受講科目は1科目から6科目まで受講できます。授業時間は個人指導の教育効果を最大限に享受していただくため1授業120分の受講を標準にしています。また希望される場合は1授業を90分、ご遠方の方で通学回数を少なくしたい場合は、希望により1授業を180分にすることもできます。
あなたにとって、今一番大切なことは何でしょうか。時々、そういうことを真剣に考えてみることが、実は大切なことではないでしょうか。なぜなら、今、あなたが取り組んでいる、あるいは取り組もうとしている受験にしても、何が一番大切かを知らずに、ただ漫然と取り組んでいても、充実した受験生活はとても望めないからです。
受験とは確かに「勉強して学力をつけ志望校に合格する」ことかも知れません。しかし、実はその背後にはもっと重要な価値が隠れているのです。それは、受験の根底には「人間形成」があり、人間としての生き方の基本を確立していくことと不可分であるということです。
「○○大学」に合格したいと念願し真剣に取り組む過程で、様々な課題に直面するはずです。それらに対し試行錯誤を繰り返し、その対応を模索していく中で、「目標達成への計画の必要性」「努力する習慣の形成」「自己分析」「精神バランスの維持」「時間の使い方」「忍耐の意義」「真の競争とは」等々を考える中で問題解決への糸口を見つけ経験を累積していくことを通し、将来ひとり立ちするときに求められる「人間力」が育っていくのです。
これは社会で自立して生きるために核となる要素です。受験も人生もパターンは全く同じということです。見方を変えれば、学習の過程を通して人間として生きるための基本が確立されることになります。
入学試験と入学試験の準備に要する膨大な時間とエネルギーとを比べると、入学試験そのものは3~5時間で終わる一瞬の出来事です。入試準備のために費やした膨大な時間とエネルギーを、いかに質に転化するかを試行錯誤していく過程で人間的にも大きく成長することができます。この点から受験期は「知識の拡充」だけではなく「人間力の拡充」もできる絶好のチャンスと言えます。
受験勉強の過程では常に順調ということはありません。これは受験に限らず人生全般についても言えることです。楽しみと苦しみ、順境と逆境の繰り返し、それが人生だからです。その意味からも受験は人生の縮図と言うことができるでしょう。受験を通して人生の乗り切り方を習得することができるのです。このメリットを認識すれば、受験に対する取り組み方は大きく変貌するでしょう。スランプや逆境、そして進路選定の諸問題に直面したとき、これを乗り切ることは人生を乗り切ることに通じると気がつけば、受験に対する意気込みや姿勢も明確に変化してくるはずです。